師走の翁ブログ

ゾーニングとラクガキの転載 <2010/9/6 月曜日>

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ちょっと暴走するか…ゾーニングについての、極私的な気持ち

 

エロ漫画の業界を外部のモノのわからない人達から守るためのバリヤーというか武器としてのゾーニングは活用するべきだと思う。

 

でも実際問題「有害だから子供に見せない」というゾーニングは結局表現差別と変わらないし、基準に関してもこれはオッケイ、あれは駄目の境界線なんて誰も決められないはず。

青年誌のエロスを問題にしてる人は、暴力漫画はどう思ってるんだろう。子供が読んだら生きる気力の萎えそうな鬱漫画はいいんだろうか。賭博漫画は子供が読んでもいいモノなんでしょうか。

それらは良い、エロスに関しては駄目というなら差別だと思うし、全部まとめてゾーニングしろ!というなら都の職員と変わらない意見。

 

    少しずれるが、ゾーニングの話のきっかけになった事でいうと、ゾーニングの基準は少しエロス側にずれるべきだと思う。世の中の性意識はオープンになりつつあるし、5年前、10年前よりエロ漫画のレベルはすこぶる上がってるので底辺も多少上がるべき。

 

もちろん最初に行った通り、「政治」としてゾーニングを厳しめにすることは大人として賛成。大人には裏と表があるからね。

 

じゃぁ自分の漫画のゾーニングはどうなのか。基本的には自分の漫画を読んだら未成年に悪影響を及ぼすとは1ミリも思ってない。では、なぜ成年向けの本なのか。

 

   私の漫画の成年向けは「子供にはもったいない、モノの分かる大人専用」ブランド。だと思ってます。いわば、ドレスコードのようなもの。子供は読みたかったら早く大人になりなさい、と門前払い。

 

なので、わざわざ成年向けをつけないのは、ブランドに入らない、もったいないと考えます。どうせ出版するなら自信を持って成年向けをつければよいのに、と思います。