怖かった (てっちゃん) <2010/9/21 火曜日>
ちょうど一ヶ月ほど前の事です。
平日で極力人の少ない時間帯を狙って、資料や画材を買いに池袋に出かけました。
買い物も済み駅前で信号待ちをしていると、すぐ横に人に並ばれる感覚 。
見ると20〜30代の女性でした。
この女性 外見は下絵の様にボロボロ、上半身がふらふらと揺れていて、まるで強姦された直後のようです。
しかし 、恐ろしく臭い。
まるで積極的に町中で寝泊まりする方々のように強烈な臭いがします。
この臭いで「事件性は無いのかも」と思ってしまうほど。
見ると、髪はフケだらけ、 のぞくブラの肩ひもはあちこち擦り切れ、強烈な存在感を持つ剛毛、直毛の脇毛がはみ出しています。
関わり合いたくないと正面の信号を直視していると、今度は足下で蠢く気配。
恐る恐る振り返ると探し物か匂いを嗅いでいるのか、地面に這いつくばり、僕の周囲でわさわさと動き回るその女性の姿が。
ただでさえ小さい一物が豆粒みたいに縮み上がりました。
経験から言って、この手の方には下手に動いてご機嫌を損ねたり興味を持たれてはいけません。
ちょうど停車中のバイクに乗ったカップルが、女性の奇行気付き凝視しています。
とりあえず信号が変わるまでそのカップル の視線と表情を注意深く観察しながら万が一に備えました。
昔ちょっとした事情でアレな職業の方々に囲まれて給仕をしたとき以来、全身隅々まで神経が覚醒し興奮し張りつめた状態。
信号が変わると同時に早くしかし決して走らず後ろを振り向かず一直線に 駅に飛び込みました。
恥ずかしながらその女性が何処に行ったか全く分かりません。
他人事ならゲラゲラ笑いながら後ろをつけて行くんですが。
リアルな方は本当に怖いのです〜〜〜。
でも今年一番怖かったのは、なかなか原稿が上がらない事でした。